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「オールオン治療」を安斉先生が徹底解説

「オールオン治療」とは、4本または6本のインプラントを使用して、ブリッジを固定を固定することで、審美性・咀嚼(そしゃく)機能を回復する手法です。

(咀嚼機能=噛む能力)

「総入れ歯から脱却したい」

「すぐ噛めるようになりたい」

「全体的に歯がボロボロになっているのを治したい」

などでお困りの方が対象の治療法になります。

通常上顎・下顎にはそれぞれ14(親知らずを抜く)本の歯が存在します。しかしながら、すべて歯を失うと咀嚼機能が低下してしまい、フレイルをきたしてしまう恐れが高くなります。

そこで、施術したその日のうちに歯が入り、噛むことができ、咀嚼機能を回復できるのが「オールオン治療」の特徴になります。

インプラントは骨内に埋入されていることが原則です。

上顎の奥歯に骨がない場合は、サイナスリフト(上顎洞底挙上術)にて骨再生をおこない、約6ヶ月後にインプラントを埋入することがあります。

また下顎では、神経(下歯槽神経)から骨の高さが不足していて、インプラントを支持するだけの骨がない場合、インプラント治療が不可能と診断されたり、難易度の高い骨再生療法を行う必要があります。それらの解剖学的な危険部位を避けたインプラント埋入(傾斜埋入)をすることで、複雑な手術や、長期のダウンタイムを待つ必要がなくなります。

オールオン4治療

 術前

 

 デジタルプランニング

 術後(即日歯が入ります)

 

 

オールオン6治療

 

 術前術後

 

あんざい歯科での治療の流れのポイント

無歯顎の患者様

① 今お使いの義歯を使い、噛み合わせを安定させます

② 義歯のデータとCTのデータの重ね合わせをおこないます(プランニング)

③ サージカルガイドを用いて正確な位置へインプラントを埋入していきます

④ あらかじめ用意していたブリッジ(仮り歯)をインプラントに装着します

 

歯牙が残存していている患者様

① 保存不可能であるかを再度マイクロスコープ(歯科用手術顕微鏡)にて精査します

② 保存不可能の場合、口腔内の状態を型取りし、CTデータとの重ね合わせをおこないます。(プランニング)

③ 抜歯直後に、サージカルガイドを用いて正確な位置へインプラントを埋入していきます

④ あらかじめ用意していたブリッジ(仮り歯)をインプラントに装着します

 

※重度の歯周病を発症している場合は、歯周基本治療(歯周病治療)を必ずおこなってからの治療になります。(歯周病はインプラント周囲炎の発症リスクは約2倍と言われています。

※おタバコを吸われている方は、禁煙指導をおこなってからの施術になります。

 

術後の痛みや腫れについて

術後は腫れを訴える患者様はあまり多くいらっしゃいませんが、抜歯を伴う場合は腫れと痛みが伴います。

長くて約1週間です。患者様によっては、内出血斑(青あざ)が出現する可能性がありますが、多くはありません。しかし、出現しても約3週間で消失します。

 

インプラント治療と栄養

当院の管理栄養士から見たインプラント治療

インプラントは入れ歯と比べて、咬合力と食品粉砕能力はそれぞれ3倍であり、天然歯と同等の咀嚼能率をほこります。そのため、あらゆる栄養素の摂取が可能であり、低栄養を回避することが可能です。

歯がない(噛み合わせがない)人は炭水化物など比較的柔らかく、丸呑みできる食品を摂取する傾向が強く、糖質摂取量が高くなり、タンパク質やビタミン摂取量が減ると報告されています。さらに、入れ歯を使用していない方(持っているけど使っていない方を含む)と天然歯・インプラント、さらに良好な義歯を使用している肩と比較して、認知症のリスクが1.9倍の高いという報告があります。

インプラント治療は栄養面の改善が図れます。

 

「噛み合わせ」や「入れ歯」にお悩みの方は、あんざい歯科医院にご相談ください。

 

 

 

 

 

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